液面計・サイトグラス/製品案内
電極式水面計
 
 
 SRV-E ・ SRV-S
概要
電極を取り付けた「検出器」に水・蒸気を導き、電極が水部にある場合と蒸気部にある場合に生じる、水と蒸気の電気抵抗値の差を「制御器」が判別して「表示器」のランプを点灯させるものです。
現場のみならず計器室などの遠隔での場所でも水位表示ができ、水部を緑色、蒸気部は赤色のランプを点灯しますので非常に見やすい表示となっております。
超高圧・高温のボイラドラムに最適です。
国産唯一の電極式水面計で、水面計専門メーカーである当社が、80年に亘る永い経験と知識をもって結集した当社独自の特許製品で、国内外でその性能は好評を得ております。
用途・特長

直視式水面計のように可視窓がないので、ガラスの汚れやガスケットの劣化などで部品を交換する必要がありません。従って、直視式水面計のように定期的にメンテナンスをすることもなく手間がかからず、長期間の使用に耐えメンテナンス費用を大幅に削減することができます。

SRVは、現場での監視に加えて500メートル先にても遠隔監視が可能です。気体部を赤色、水部を緑色と鮮明な二色の表示ランプで、常時明瞭に水位を監視することができます。
例えば、給水加熱器など複数の圧力容器の水位監視において、計器室でも、また現場でも監視可能で、一括して水位を監視することができます。
標準の間隔は50㎜です。より精密な水位監視を必要とする場合は、この間隔を25㎜まで縮めることができます。また、例えば標準水位付近の監視密度を高めるために、プラグセンサー間隔を狭くしたり、必要としない部分の間隔を大きくしたりして、監視の重点範囲を顧客の希望通りに設定することができます。
危険水位警報点あるいは水位制御点に水位表示用電極プラグセンサーがある場合はこれを使い、ない場合は別にプラグセンサーを設けて、SRVから自動的に警報などの装置へ起動出力信号を送ることができます。
次のようないろいろな目的のため、SRVからの出力信号を4-20mAの電流に変換することができます。
 1. コンピューターに入力する。
 2. 水位をアナログ記録計の記録用紙に記録する。
 3. 水位をプリンターにより数字で記録する。
 4. 水位をデジタル数字で表示する。
 5. 水位をシーケンサーに入力していろいろの自動操作に使用する。
回路に故障が起こることはありません。万が一発生しても回路は各電極プラグセンサーごとにブロック化しておりますから、制御器内の故障した回路カードだけを取り替えるだけで修復が可能となります。
公的試験所において次の諸試験に合格しております。
 1. 耐環境温度試験
 2. ノイズ障害試験
 3. 電磁波障害試験
SRVの主な仕様(◎:標準材質 ○:オプション ―:供給不可)
 
液面計型式
SRV-E
最高使用圧力
単位:MPa(kgf/c㎡)
34.6(350)
温度範囲(℃)
Max.450

材質

本体 
炭素鋼
ステンレス鋼
高圧ガス認定品の有無